酵素とは
酵素には「代謝酵素」「消化酵素」「食物酵素」の3種類があります。
代謝酵素は体の正常な働きに必要なもの、消化酵素は食べたものの消化に必要なもの、そして生の食品に含まれる食物酵素は、食品の消化を始めさせるのに必要なものです。
体内酵素とは、このなかの代謝酵素と消化酵素のこと。
これに対し、食物酵素は外部酵素と呼びます。酵素のサプリメントも、この外部酵素にあたります。
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唾液に酵素が含まれる理由
人間の主食である穀物や豆・イモ類には、発芽に最適な時が来るまで発芽を抑制する物質(トリプシン・インヒビター)が含まれており、これを加熱・分解しないと体に毒となります。
そこで加熱・調理(ごはんの炊飯、パンを焼く)することになるのですが、加熱の過程で貴重な食物酵素も失われてしまいます。
失われた食物酵素を補うために、人間の唾液には、デンプン消化酵素であるアミラーゼが分泌されるようになったと言われています。
動物の中で、唾液に消化酵素が含まれるのは、人間だけなのです。
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動物たちの消化は、「食物酵素胃」と呼ばれる器官で始まります。そこでは食べたものに含まれている「食物酵素」を使って、消化が進みます。
「食物酵素胃」では、消化酵素が分泌されなくても消化は進みます。
たとえば、蛇がカエルを丸呑みしたときのような場合ですが、時間とともにカエルはカエル自身に含まれている食物酵素によって栄養素に分解されてしまうのです。
人間の場合も、胃液が分泌される前に、食物酵素だけで消化をする過程があります。すぐに胃液が分泌されるわけではないのです。
もちろん、よく噛んで食べると、唾液中のアミラーゼがデンプン質に混ざり、消化・分解はそれだけでどんどん進みます。
ところが、酵素は熱に非常に弱いので、加熱すると消えてしまいます。(48℃以上で死滅)
加熱することで食物の毒性がなくなったり、食物が食べやすくなる反面、失うものもあるのです。
市販の食材を利用することの多い昨今、これが問題となってきます。
加熱殺菌された食品には、もはや酵素は含まれていません。インスタントあるいはレトルト食品では、当然、そこに含まれる酵素は“0”。
また、残念ながら、今の私達が食する生の食材は、栄養価の劣化した野菜や果物になっていて、酵素も減少しています。
これらの酵素を失った食材が、消化のために多くの体内酵素を必要とし、その結果、潜在酵素を大量に消耗させ、酵素が不足する要因となっているのです。