オメガ3脂肪酸て、なに?

『脂肪』といえば、悪いイメージをお持ちかもしれませんが、
脂肪はエネルギー源となるばかりでなく、性ホルモンや細胞膜の
大部分を形成する原料としての重要な役割を果たします。

人間の脳の60%をも脂質が占めることから、1996年頃より、
脳神経、視神経や脳の発達と脂肪酸の関連研究発表が相次ぎ、
特に脂肪酸の中でも視力や記憶力がよくなる
『オメガ3』が話題になってきました。

頭がよくなる、血液サラサラになるばかりではない、
優れた機能を持つ脂肪酸(オメガ3)とは何?


オメガ3(DHA/EPA、α―リノレイン酸)が
多く含まれる食品と摂取方法

オメガ3はDHA/EPAとして、いわし、さば等の青魚、サーモンの魚油に
多く含まれ、植物性ではα―リノレイン酸としてフラックスオイル(亜麻仁油)、
しそ油、 ごま油、胡桃油等に含まれます。
DHA/EPAはα―リノレイン酸からも体内で 合成されます。

オメガ3含有食品は健康に最も重要な食品のひとつといえますが、
酸化させない工夫が必要です。

焼き魚やフライで150Cを超えて調理されると、
過酸化脂肪酸(専門的 用語ではトランス型不飽和脂肪酸)となり、
ガン、アレルギーや心臓疾患の発生原因ともなります
特に植物油による青魚フライでは多量の過酸化脂肪酸が生じます。

  また過酸化脂肪酸は病気や老化の原因である活性酸素、
なかでも最も悪玉といわれる ヒドロキシラジカルを増加させ、
DNA損傷などもおこしてガンの原因ともなります。
植物油を抽出したマーガリンが心臓冠動脈疾患、ガンの原因といわれるのは
過酸化脂肪酸のことを指しています。

過酸化脂肪酸の害を防ぐ方法にはビタミンC,ビタミンE、ベータカロチン、
また醗酵大豆を充分摂取することが最良です。


DHAとEPAの違い

EPAとDHAは近似種類で体内ではEPAからDHAがつくられます。
この区別は炭素の二重結合の全体数が異なることで区別されています。

双方 ともにその血液を凝固させにくくさせる作用が、血液の流れを改善し、
血液の粘度をさげて脳内血管の血栓を防ぐので、
脳内血流のスムースな循環や、
過労や加齢による 視力の低下を防ぐといわれています。


オメガ3が有効とされる疾病

高血糖、高脂血症、高血圧、視神経障害、脳神経障害、精神障害、月経困難症、
関節 障害、皮膚障害、アレルギー、前立腺障害、過敏性腸障害に有効
との研究が数多く発 表されています。
また近年は花粉症に用いられ、著しい効果をあげています。
オメガ 3のEPA エチルエステルは医薬品として 動脈硬化症、
高脂血症の治療に使用されて います。

オメガ3がなぜアレルギーによいか

アレルギー体質はロイコトリエンやヒスタミンを大量に放出しますが、
ロイコトリエ ンはヒスタミンに較べ数千から10000倍もの活性作用がある物質と
いわれます。
ロイ コトリエンは喘息の患者の血中にみられます。
最近ではロイコトリエンが喘息の原因 物質と特定されて、
オノン等この作用を抑制する薬品が開発されていますが、
ロイコ トリエンの発生体質を決定づけているのが
各種の脂肪酸バランスだということもわかってきました。
ロイコトリエン発生を抑制し、除去するのにはオメガ3が役立ちます。



植物油のリノール酸等のオメガ6は日常の食生活で充分とれるため、
過剰に摂取する 人がほとんどといわれます。
この原因のひとつには「リノール酸はコレステロールを 低下させ
体に良いという認識があるようです。
(一時的に低下するだけということが すでに解明されています)。
また過剰のリノール酸の摂取は発癌を促進します。




直前のページへ
直前のページへ